【自然治癒力発毛とは】現代の育毛、発毛は頭皮や毛根だけを対策する対症療法が主流ですが、自然治癒力発毛は、頭皮改善、体質改善、血流改善で総合的に脱毛を改善し、発毛へ導きます。基本的に毛髪を作る毛母細胞は血液中の「栄養」「酸素」「水分」と、水分が運ぶ「体温」を吸収し生成しています。現代の若い人達の脱毛症は「冷え」や「低体温」が主な原因であると断言して良いのではないか。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛髪の三大要素(酸素) 呼吸によって肺に送り込まれた空気中のヘモグロビンに含まれる鉄分と結合して体内に送られ、酸素を受け取った組織は栄養素を燃焼させ、エネルギーを発生する。燃焼というと火がついて燃えているものを連想しがちだが、ここでいう燃焼とは酸素が酸化することであり、物質中の原子の一部が破壊され電子が飛び出し、エネルギーが発生することを言う。人間が生きていくためのエネルギー代謝に必要な酸素の量は1時間で10g、1回に行われる呼吸量は500CCとさえれているが、酸素は人体の生命維持においては必要不可欠な物質で、体内に酸素がなくなると数分から10分で生命の危機に陥る。 この大切な酸素は空気中に21%含まれているが、大気の汚染l、森林の伐採等により、浄化された空気が減少し、酸素自体の呼吸率も減っていく傾向にある。それに加え、現代人は体を動かす機会が少ないために常に呼吸が浅く、酸素の吸入量が減少し、エネルギー不足による薄毛・脱毛が増加している。 更に栄養障害、睡眠不足、不摂生など重なると、よりエネルギーが不足し、疲労感、虚脱感、倦怠感、無気力となって体調に現れ、顔の表情や色・艶にも変化が現れてくる。 しかし、毛髪その物は代謝物質が角質化して皮膚の表面に飛び出しているものだから、その生成過程における皮膚内の情報が直ちに現れるようなことは無い。 その結果、気が付いたときには脱毛・薄毛に症状として現れることになる。 従来はその原因がつかめないまま「びまん性脱毛症」というあいまいな症状名がつけられていたが、これらは、対症療法を主眼とする西洋医学の受け売りをしているところに起因しているようだ。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛髪の三大要素(酸素) 呼吸によって肺に送り込まれた空気中のヘモグロビンに含まれる鉄分と結合して体内に送られ、酸素を受け取った組織は栄養素を燃焼させ、エネルギーを発生する。燃焼というと火がついて燃えているものを連想しがちだが、ここでいう燃焼とは酸素が酸化することであり、物質中の原子の一部が破壊され電子が飛び出し、エネルギーが発生することを言う。人間が生きていくためのエネルギー代謝に必要な酸素の量は1時間で10g、1回に行われる呼吸量は500CCとさえれているが、酸素は人体の生命維持においては必要不可欠な物質で、体内に酸素がなくなると数分から10分で生命の危機に陥る。 この大切な酸素は空気中に21%含まれているが、大気の汚染l、森林の伐採等により、浄化された空気が減少し、酸素自体の呼吸率も減っていく傾向にある。それに加え、現代人は体を動かす機会が少ないために常に呼吸が浅く、酸素の吸入量が減少し、エネルギー不足による薄毛・脱毛が増加している。 更に栄養障害、睡眠不足、不摂生など重なると、よりエネルギーが不足し、疲労感、虚脱感、倦怠感、無気力となって体調に現れ、顔の表情や色・艶にも変化が現れてくる。 しかし、毛髪その物は代謝物質が角質化して皮膚の表面に飛び出しているものだから、その生成過程における皮膚内の情報が直ちに現れるようなことは無い。 その結果、気が付いたときには脱毛・薄毛に症状として現れることになる。 従来はその原因がつかめないまま「びまん性脱毛症」というあいまいな症状名がつけられていたが、これらは、対症療法を主眼とする西洋医学の受け売りをしているところに起因しているようだ。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛髪の三大要素(水) 水は地球に存在するあらゆる生物の根源であり、人類の祖先もかつては水中に生息した動物から進化したものとされる。その名残りとして、人間を含めた哺乳類の胎児は母親の胎内にいるとき、羊水という水の中で生命活動をしている。 生まれたばかりの赤ちゃんは体重の80%の水分を保持し年齢と共にその保有量は減少し、成人にいたっては70%前後、老人になると60%前後になると言う。 体液とも称されるこの水分は、細胞液と細胞外の血液、リンパ液、細胞組織液に分けられ、毛母細胞はその重量の70%の水分を保有し、細胞液として細胞の生命維持活動と分裂増殖に寄与している。 成人が必要とされる水は1日に2.5gとされ、飲み水で1g、、食物に含まれる水分から1・5g程度摂取されるが、細胞分裂が活発な新生児に最も必要であり、その活動が低下するに連れ必要量は減少する。しかし下痢や脱水症状、その他の原因で体内から5%以上の水分が不足すると発毛障害や皮膚生理の異常が起こり、20%前後失うと細胞の活動は急速に低下、それ以上失うと死に至るとされている。 毎日無意識に摂取している飲料水が体内及び皮膚・毛髪に驚くほど重要な働きをもっているのだ。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛髪の三大要素(栄養) 中国では古くから毛髪を「血餘」と称し、血と食の余りとかく。これは毛母細胞にまで充分に血液が行きわたり、毛髪の生成に必要な栄養素が体内に満たされていれば毛髪は生成されるという意味である。 古来、中国では「医食同源」「食、即ち薬なり」という言葉がある。これらを効率よく実践するために薬用効果・栄養価の高い成分を持つ食材を使い調理した食物を「薬膳」と言い、最近は日本でもこの手の料理を出す店が増えてきている。中国でも「薬膳」と「気功」は定着しており、大都市から離れた医者のいない奥地の住民は、病気になるとバケツにお湯を注ぎ塩を入れ、その中に足を入れて「温足浴」を行ない、薬膳に用いられる食材を煮込んだスープが雑炊を摂らせ、徐々に体力をつけ自然治癒力で治療するが、気功はどちらかと言えば病気の予防に応用されているようだ。 近年、中国残留孤児の方々が日本に来られ、肉親と再会する場面が報道されているが、これらを見る度に気になっていることがある。それは、紛れもなく兄弟でありながら、中国で育った方々は白髪が少なく髪の毛も多く、しかも肥満体が見られないということだ。それに比べ、出迎える日本人は圧倒的に白髪と禿・薄毛が多い。同じ血を分けた兄弟でも、生活環境でこうも違うものかと気になり、中国の人たちを見ると髪の毛ばかりに目がいってしまうが、やはり日本人に比べると白髪や若禿は非常に少ないように思える。これは、汚染の少ない環境に住み、飽食のない食生活と「薬膳」を基本とする栄養をバランス良く摂っているという違いから来るものではないか。 昔から食材を「海の幸・山の幸」「里の味」と言うが、海や山で採れた、まったく手を加えていない大自然の恵みと、田畑を利用し、より美味しく、より多く収穫できるよう手を加え養生して育てた食材を指している。さらに「地のもの」「旬のもの」があるように、食材を育てるのに適した風土と季節を選ぶこが、味が良く栄養価の高い食材の収穫につながる。 では、現在はどうだろう?本来夏に収穫されるはずのトマトやキュウリ、ナスなどが真冬に食べられ、秋から冬にかけて収穫されていたサツマイモや白菜、ほうれん草、ネギなどが真夏でも食べられるという便利な世の中になった反面、野菜からは「旬」などという言葉は消えうせ、季節感もなくなってしまった。 さらに他の食材に目を向ければ、日本では土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣が定着し、私も楽しみにしているのだが、昔に比べて脂が多く味が落ちているように感じてならない。うなぎは川で生まれた稚魚が海へ下り、再び同じ川へ戻って産卵するまでに3年の歳月が必要とされている。しかし、知り合いの養鰻業者の話では、毎年2月に海に下る「メソッ子」と呼ばれる稚魚を捕獲し「養鰻池」で飼育し、その年の7月にはうなぎ屋さんへ卸すとのことで、わずか5ヶ月足らずの期間で成長させてしまうという早業である。   このことはうなぎだけでなく、ニワトリも同じだ。従来は放し飼いにされ、土中のミミズや虫、雑草を食していたニワトリには、カルシウム強化の目的でシジミやアサリの殻が砕いて与えられ、卵は2〜3日に1個程度しか産まなかった。今は世の中のニーズに応えるため、バタリ―小屋に押し込み夜中も電球を灯し、1日に1〜2個も卵を産ませ、あたかも鶏卵製造機のように働かせるため寿命も短く、鶏肉も食べられるような代物ではない。放し飼いかバタリ―飼いかは、卵を割って黄味を見れば簡単に判別できるほどに差がある。 今、農業はハウスの時代、漁業は養殖の時代で、食肉用家畜もある意味で養殖と言えるだろう。このように山の幸・海の幸も人工的な手法が加えられ、作られた味の時代と化しているが、果たして栄養価はどうなっているのか。養殖の際に使用する防腐剤や黄体ホルモン等の化学薬品が人体にどのように影響しているのか。さらに最近、市場に出回り始めた遺伝し組換え食品の人体への影響はどうなのかを、当局は明白にすべきである。とくに栄養価については、昔の公害の少なかった時代の評価でなく、現時点で市場に出回っているものをその都度、公表して頂きたいと思うのは私だけではないはずだ。このことが毛髪を健全に養成していく上で重要なポイントにもなるのである。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛母細胞の働き毛髪の再生増殖繰り返す 毛髪は正常な血液の循環によって生かされる。人間の体は脳、神経、血管、リンパ、臓器、骨、筋肉、皮膚、爪、毛髪などの組織、器官によって構成され、人間の生命はこれらの諸組織、諸器官の役割に応じた働きと、60〜100兆個に及ぶ細胞の営む生命活動によって支えられています。 ややもすると、毛髪は勝手に生え、勝手に成長しているように思われがちですが、毛髪を生成する毛母細胞も例外ではありません。人体を中枢する大切な脳を守るために、生命維持活動を行っているのです。 毛髪を生成する毛母細胞は自己の生命、即ち細胞自体の生命維持をしながら、受け継がれた遺伝子の持つ有形情報に従い、自己の分子を細胞分裂によって再生増殖を繰り返しながら、毛髪を形成していきます。 再生増殖を行うためには、栄養と酸素と水と水が運ぶ体温を必要としますが、これらは血液によって供給され、再生活動によって生じた二酸化炭素、老廃物、不用毒素を血液に戻し、新陳代謝を行います。 新陳代謝は、アミノ酸とビタミン群の化合物である「酵素」の持つ触媒作用により、それぞれの栄養素が、異なる「酵素」の働きで生体化学反応を起こし、分解、合成を繰り返して行われますが、「酵素」は生理機能や毛髪の生成を左右する、言いかえれば自然治癒力を左右する大切な物質のひとつです。 人体には、延長すると地球を2週半余り、約96万キロメートルに及ぶ血管が、全身の末端まで張り巡らされ、人体が保有する約6リットルの血液を循環し、細胞の新陳代謝を司っています。 更に血管の血管壁にも毛細血管が組織され、血管壁への血液を供給し、血管細胞の新陳代謝を促しています。足の裏や指先、毛根部にある毛乳頭など末梢部にある細胞は、末梢組織細胞で構成され、これらの細胞は、細動脈→毛細血管→細静脈という血液循環を持つ末梢血管組織と直結され、新陳代謝を行っています。 頭皮は、他の組織や器官に比べると血液の環境は悪く、血液量も減少し最も生理機機能が低下しやすく、皮膚温度も低下する部分です。 頭皮は心臓より高い位置にあり、常に引力に逆らうように動脈血が流れています。更に、毛髪が密集する天頂部に近づくにつれて血管が細くなり、毛乳頭は毛細血管と結ばれています。 しかも、浅頭部より上部になると立毛筋以外の筋組織はありません。 顔面や手足のように、随意筋が組織されていれば、動かすことによって必然的に血液の循環が促され、皮膚温度が低下しても元に戻す、即ち回帰性が保たれず、頭皮温度は35〜32℃と低下してきます。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛髪生長は恒常生維持機能で 毛髪は生命力によって成長し、恒常性維持機能によって成長が左右される 毛髪は、人体の一部として血管を通じ体内から血液を供給・生成され、成長していきます。 従って人体の生命力の衰えと共に老化現象が現れ、長さ、太さ共に生育が低下します。 「毛髪の成長は体調を表し、毛質は心を表わす」と言います。同じ年齢層であっても健康に注意し、平常心を保って日常生活を送っている人と「業」を根底に持ち、自我を通じ、好き勝手な生活をしている人では、毛髪の成長も毛質も異なってきます。 怒りや嫉み、憎しみ、苦しみ、悩み事や心配事等精神的なストレスとなる要因が続くと、抜け毛が増えたり、天頂部が薄くなったり、円形脱毛や全頭脱毛のなることがありますが、これらはストレスのために生理機能が低下し、腺組織への生体電流が低迷し、血液が滞ることによってひきおこされます。 頭部へ血液を送るのは、頸部にある総頸動脈ですが、この部分から脳に供給する内頸動脈と頭皮に供給する外頸動脈に分岐され、外頸動脈は全頭部、側頭部、後頭部から天頂部に近づくにつれ、細かくなり、腺組織や毛乳頭へは細動脈から毛細血管で結ばれます。毛細血管は8〜10ミクロンという、肉眼では到底見ることが出来ない極く細い血管ですから、ちょっとしたことが原因となり、血流が滞ります。精神的なストレスが原因で、脳を酷使し続けると、脳の血量が不足するため、総頸動脈の分岐点から内頸動脈→対骨動脈への血量を減らし、頭皮への血量が著しく減少します。これは、脳の働きが、低下するのを食い止め、正常に保とうとする恒常性維持機能の働きによるものですが、このような時には生体内も異常をきたし、生体電流が低迷し、交感神経と副交感神経が逆作動を起こします。 さらに活性酸素の発生や頭皮の筋肉の硬直、毛細血管の収縮等が発生、毛乳頭機能が著しく低下するために毛根が萎縮、根元付近から切れたり細くなって、抜け毛や薄毛、円形脱毛や全頭脱毛の原因となります。これらを神経性脱毛症と呼称 しますが、心身の機能を中枢する脳の働きを常に保つ事を優先とするために起きた結果にすぎないにです。 出産した後や大病を患ったりすると爪が変形したり、大量に脱毛することがありますが、これもまた「恒常性維持機能」が生命維持を最優先とするためにおこるのです。 本来「恒常性維持機能」は、全身の生理機能を維持するために、体液(血液、組織液、リンパ液等)を内臓、骨、筋肉、皮膚等全ての組織に平等に供給し、体の健康、心の健康、毛髪の健康が保たれるのですが、体調の変化、未病・発病、ケガなどで組織に異常が起こると、早く元の機 能を取り戻そうと体液を集中的に送り込み、ホルモンの分泌を調整して回復を図ります。 膝の関節に異常があると水が溜まったりすることで知られています。 しかし、爪や毛髪は付属器官といわれる組織で、あっても無くても直接、生命には関わりが無いた、これらの組織への体液の供給を減らされ、生命維持に供給されるのです。生命維持のためには「たかが毛」家も知れません。しかし、精神衛生面から言えば「されど毛」なのです。全身の生理機能を正常にし、体液を毛乳頭組織にも平等に供給し、毛髪の生成を正常に保つのも生体機能を維持する為に脱毛を誘発するのも、「恒常性維持機能」の働きによるものです。従ってこれら、人間が本能的に持っている機能を復活し正常に導くことによって「体の健康」「心の健康」を取り戻し、生命維持環境の悪化に対する自己防御で根本から発毛、育毛を促すのが「自然治癒力発毛法」の原点です。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■「冷え」が主な要因 若い人たちの「脱毛症」 「冷え」や「冷え性」のことを東洋医学では体内に「寒の邪気」が宿る「寒邪」という病気として据え、古くから「食」や「気功」「導引」を取り入れた対策をとる。いまも中国も無医村地区に行くと、病気になった人に「足の湯」をさせ、食欲が出てきたら「薬膳」を摂らせ回復させるという光景が見られる。  日本では近年、一般市民が化学薬品の恐ろしさを知り、化学薬品を万能とする医療に疑問と不安を抱き始めた。これに伴いテレビ番組や雑誌等でも多くの民間療法が日常的に取り上げられているが、最近特に目につくのが「冷えは万病の元」という言葉とその対策である。数年前、NHK総合テレビで「冷え」や「冷え性」をどうしたら解決できるかという番組が放映されたが、そのなかで医師や栄養士など各専門分野の方達が「栄養」「衣類」「温足浴」による対策法を紹介して以来、あらゆる民法テレビもこぞって「入浴」と「部分浴」を取り上げ、『健康(主婦の友社刊)』等の一般雑誌でも度々、特集を掲載している。 日本の医学会でも病気とはされていないものの「冷え」はあらゆる病気や脱毛症等を引き起こす原因になっているといい、一部の医師や有識者、研究家によって解明が進んでいる。例を挙げれば、『万病を治す冷え取り健康法(農文協刊)』をお書きになった医師・新藤義晴氏は、著書の中でこれら(冷え)が改善されれば多くの病気が治り、禿や白髪も治ると述べられている。 化学薬品万能の時代に「たかが足を温める」「たかが手を温める」「たかが腰まで入浴する」という単純極まりない「部分浴」は、ややもすると虚構に振り回されている人達には滑稽に見え、到底信じることができないと思われるかもしれない。しかしそこをこらえ、この後の文章にも目を通して頂き「化学薬品万能時代だからこそ、退化現象である脱毛症を治せないのだ」ということを充分に理解して頂きたい。第1グループ(調査対象5歳〜40歳・730名)◎基礎体温が36℃未満=95% ◎このうち生活体温も36℃未満(いわゆる低体温体)=70%第2グループ(40歳〜70歳・100名)◎基礎体温36℃未満=70% ◎このうち生活体温も36℃未満=50%この結果を単純に解せば、若い人達の脱毛症は「冷え」や「低体温」が主な原因であると断言して良いのではないだろうか。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■毛周期を正常に 抜けた毛は必ず生える 毛髪が薄くなったり、禿げたりするのは、「一代退化現象」であるということは先に述べたが、どのような過程で退化していくのか。  産まれたばかりの赤ちゃんの毛髪は約2年で生え変わり、次に生えてくる毛は3年、次は4年というように何回か毛周期(毛髪サイクル)を繰り返し、次第に太い大人の毛髪に変化していく。毛周期のピークは25歳前後とされ、他の体組織細胞の分裂増殖のピークとほぼ同じである。大人の正常な毛周期は5〜6年とされているが、希に10〜20年という長期間の周期を持つ毛髪もある。  毛周期のピーク後は、徐々にその周期が短くなり、毛髪そのものの太さや長さも衰退し、老人性脱毛・禿に至る。このことから、毛髪は人体の細胞分裂が活発な時期、即ち生命力と恒常性維持機能が活発な時期は大いに成長し、その衰退とともに退化するという、自然から与えられた摂理を持って生かされているのである。  正常な毛髪は、休止期から脱毛に至る約3ヶ月の間に、次の新生組織が発芽の準備を整え、発毛するのを待ち構えている。この時期に、毛母細胞や毛脂器官の組織細胞の分裂増殖が低迷するような原因・要因があると正常な毛髪が発芽せず、細く弱々しい毛髪になり薄くなるという一時的な退化現象が起こる。さらにこの状態のままで毛周期を繰り返していくと、毛周期の期間も短くなり毛長も短くなる。そして毛穴が存在し、発芽の準備をしているにも拘わらず発芽することができない状態にまで退化する。  『発毛ドック』では、この状態から毛髪を発芽させ、育毛していくわけだが、この段階まで処置がなされないまま、さらに毛周期を繰り返していくと、毛穴が閉鎖し、毛母細胞の分裂増殖も停止する。その結果、頭皮はピカピカのいわゆる「禿げ頭」になってしまう。もう、こうなると『発毛ドック』でもお手上げである。しかし、全頭脱毛症や円形脱毛症のような一般的に「病気」とされる脱毛症は、ステロイド剤等の薬物で恒常性維持機能、回帰性を低下させてしまわない限りは、発毛が可能である。  繰り返すが「薄毛」や「禿」は一代退化現象である。氾濫する脱毛情報に振り回され、抜けた毛髪を数えて一喜一憂する人が増えているが、実にくだらないことだ。それよりも、いかに“退化しない毛髪”を生かすかのほうが大切である。  例えば猫を見ていただきたい。あんなに大量に毛が抜けても、病気でない限り「禿の猫」など見たことがない。猫ばかりでなく、他の動物の毛も人間の毛も、全て「毛」というものは毛周期を持って生えては抜け、抜けては生えることを繰り返しているのだ。

(日本発毛協会 資料より)

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