冷えの改善に『半身浴』 脱毛症や薄毛、便秘や肌荒れ、生理痛など、最近の若者に多く見られるトラブルの影に「冷え」が潜んでいます。「冷え」があると血管が縮んで循環不良がおきますから血行不良になり、停滞した血液はどんどん汚れていき、更に冷えを呼ぶという悪循環が繰り返されるようになるのです。夜ゆっくりお風呂に入っても、朝目覚めたときは冷えていると言う人もいるのではないでしょうか。夜だけでなく、朝もお風呂に入ることをお勧めします。この場合に気をつけたいのが湯冷め。せっかくお風呂に入ってもあがってから冷えてしまっては何もなりません。風呂上りに少しヌルメのお湯を手足にかけて血管を収縮させ、湯ざめを防止しましょう。
ひどい冷え性の方
腰痛、筋肉疲労の方
血圧が気になる方
冷え性は女性に良く見られる症状で、血行が悪く自律神経のバランスが崩れていることが原因と言われています。半身浴で十分に血行を促した後、手足に水をかける動作を5、6回繰り返すと、血管の収縮、拡張運動が活発になり、より効果的です。 38度から40度程度の温めのお湯で半身浴を約30分程行います。その際に、浴槽の縁に手をかけゆっくりと腰を回すような動作を繰り返したり、筋肉が張っているところをマッサージするのも効果的です。 湯温はぬるめにします。夏場で38度程度、冬場でも40度以下で長めに入浴するようにします。また、浴室内にシャワーでお湯を撒くなどして室温を寒くない程度まで上げておきましょう。
■週一回のホームエステはいかが
半身浴では汗とともに体の中の老廃物が排出され新陳代謝が活発になります。その上、毛穴が開き皮膚の古い角質層が浮き上がってくるのでスキンケア効果も十分に望めます。半身浴の時間を使ってホームエステ。週に一度程度、洗顔やパック、髪のトリートメントなど気になるところを集中的にお手入れしてみてはいかがでしょう。
ぬるま湯で長時間入浴することで皮膚が柔らかくなり爪のお手入れなどにも効果的で、特に冷え性の防止にもなります。
■半身浴では体が温まらないという誤解
「半身浴では体が暖まらないのでは」という声もありますが実際はどうなのでしょう。半身浴は、下半身で温められた血液が循環して全身をゆっくりと内側から暖めていきます。体は芯から温まり、お風呂から上がっても冷めにくくなるのです。お年寄りや高血圧、心臓の弱い方に、特にお勧めな入浴方法なのです。全身浴の場合、上半身と下半身の体温差が起こす錯覚により上半身が適温でも下半身の方が冷たく感じてしまい、ついつい、お湯の温度を上げてしまいがちです。そのため、体の芯から暖まる前にお風呂から出てしまうのです。
最初から上半身を外に出している半身浴では、逆にぬるま湯でも暖かく感じ、長時間の入浴が可能です。ぬるま湯で長時間入浴することにより体は内側から温まり、湯冷めしにくくなるのです。

■ヌルメのお湯で半身浴
お風呂で体を温めることは健康作りに欠かせませんが、熱いお湯は皮膚の表面を温めるものの、体の心は冷えたままです。高熱で交感神経が刺激されるため、リラックスできません。また、血圧が急上昇し、脈拍も高くなり、発汗による脱水で血液がどろどろになってしまいす。血圧の高い人や高齢者には、心筋梗塞や脳血管障害につながる危険性も高いので、38℃〜39℃のヌルメのお湯に入りましょう。また湯船に全身使った場合、体にかかる水圧は合計約500キロ以上にもなると言われます。この水圧が血管やリンパ管を圧縮して心臓や肺に負担をかけてしまうのです。みぞおちから下だけ湯につかる半身浴を行うと、足にたまった血液を心臓まで押し上げ、更に頭皮にも血流を無理なく送ることができます。


SALON】 【育毛専科】 【発毛革命】 【体のツボ